2020.07.27

屋根の勾配の単位について。

屋根の勾配の単位について。

皆様こんにちは。

現場監督の林です。

雨が振り続く毎日、
想定内とは言え、
建築現場ではなかなか工事が進まず
晴れのお天気が待ち遠しく思います。
本日は屋根の勾配についてご紹介したいと思います。
屋根の勾配

この勾配は「1.5寸勾配」と呼ばれます。

最初は「なぜ?」となると思いますが、建築の世界では屋根勾配は角度ではなく、〇寸という呼び方で表現します。
(私も理由はよくわかっていません。ちなみに1.5寸勾配は角度に直すと約8.5°になります。)
なので屋根勾配について話をするときは「あの屋根結構急ですね。6寸くらいあるんじゃないですか?」とか
「3寸くらいやったら足場を組まなくても工事出来ますよ」という風な表現になるわけです。
取り敢えず今回は〇寸の〇に入る数字が大きくなるほど屋根は急になるということだけ理解しておいていただければ
大丈夫です。(最大は10。10寸勾配は矩勾配[かねこうばい]という言い方もします。角度で表すと45°)
最後に参考用にスマイクル保育園の写真を載せておきますね。
かなり緩いように見えるますが、これが1.5寸勾配の屋根です。
次回では緩い勾配、急な勾配、中間の勾配、それぞれのメリット・デメリットを
ご紹介します。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。
屋根の勾配

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