前回は、「建築化照明とはどんなもの?」というお話をしました。 ペンダントライトやシーリングライトを使わず、照明を壁面や天井に埋め込み、 建築物に溶け込ませた間接照明のことを建築化照明といいます。 ・壁面の両側または片側より天井全体を照らすコーブ照明 ・壁面を照らし、より魅力的に演出するコーニス照明 今回は、前回お話した2つの照明手法についてご紹介します! この記事では、大阪・泉佐野市の工務店スマイクルのインテリアコーディネーターが、照明計画のアイディアのヒントになる間接照明についての「なるほど!」な知識をお伝えします!
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コーブ照明
間接照明を用いて天井を照らす照明手法を『コーブ照明』と言います。
コーブ照明の器具の納め方
天井と幕板までの間の部分から間接的に光が照らされるのですが、この開いている部分を「開口(かいこう)」と言います。
コーニス照明
天井面を照らすコーブ照明に対して、光で壁面を照らす間接照明の手法を『コーニス照明』と言います。
コーニス照明の器具の納め方
光りの陰影で壁面を演出する
上の画像の様なイメージですが、上からの流れるような光が壁面素材の凹凸を表して陰影を作り、素敵ですね。
上部より下向きの光で直接照らす手法になります。
開口寸法は150mm~200mmがきれいなグラデーションになると言われています。
柔らかいグラデーション光で演出する
ふわんと広がる光りが、優しく落ち着いた空間をつくり、寝室などにはぴったりですね
幕板を設けて下から天井に向かって照らし、バウンドした光で壁面を照らす手法になります。バウンドした光が柔らかいグラデーションをつくり、空間の明るさを補っています。
開口寸法は100mmだと光が伸びない感じですが、200mmあると光が伸びて綺麗です。
まとめ
いかがでしたか?
「建築化照明」と聞くと難しそうなイメージがすると思いますが、間接照明の手法を知ると意外と単純で、「出来そう!」と思っていただけたのではないでしょうか?
また、少し知識があればお好みのイメージを伝えやすくなり、お打ち合わせもスムーズに進みますね。
では、次回は間接照明を取り入れる際に、気を付けなければいけないポイントなどをお話しいたします!
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