前回までは「シューズクローク」について詳しくお話しました。
今回は収納シリーズということで、「ファミリークローゼット」についてお話します!
ファミリークローゼット・ファミリークロークとは、その名の通り「家族の衣類をまとめて収納するスペース」です。
寝室にウォークイン・ウォークスルーのクローゼットを設けることは一般的ですが、最近では各部屋の収納スペースを縮小して、大きなクロークを設置することも少しずつ増えています。
家族のものが一括で把握できて便利だったり、動線をより短くできたり…興味のある方も多いと思います!
今回はそんなファミリークローゼットのメリット・デメリットを踏まえて、上手に活用するためのお話をしていきます!

シューズクロークの記事はこちら

ファミリークローゼットを便利に活用したい♪

便利なシューズクロークを我が家にも!①

ファミリークローゼットを便利に活用したい♪

便利なシューズクロークを我が家にも!②

1,ファミリークローゼットのメリットとデメリット

まずはメリット・デメリットから。
これは分かりやすいので、簡単に説明していきますね。

メリット

・動線を短縮できる

設置場所をしっかりと考えることによって、ファミリークローゼットは家事動線を大きく短縮することができます。
干し場のなるべく近くに配置することで、畳んだ服をそのまま家族ごとに振り分けることなくクローゼットに片付けることができます。
なるべく、「洗濯→干す→畳む→片付ける」の工程は短くしたいですよね。

・用途を柔軟に変えることができる

ファミリークローゼットは、大きくスペースを取ることから、衣類だけでなく備蓄や消耗品を収納する場所としても活用できます。
お子様が小さいうちはおむつの備蓄などを片付けておく場所としてもいいかもしれません。
おもちゃや本の収納場所としても使用できます。
また、一時的におむつ替えなどでマットレスを敷いて使ったり、もちろんアイロン台など置いて家事室としても。
スペースが広い分収納以外の用途も様々です。

デメリット

・とにかくスペースが必要

家族全員分の衣類を収納するので、とにかく広さが必要になります。
家族構成にもよりますが、3~7畳は必要となってきます。
クローゼットというより、ほぼ一部屋追加することになるので、やはりある程度広さのある土地でないと難しいかもしれません。

・子供が成長した時の配慮

これはそこまでのデメリットではないかもしれませんが…子どもが成長すると、特に女の子は家族の共有スペースに衣類があることを嫌がるかもしれません。
その為に子供部屋の収納は省かず、小さくとも設置しておくことをオススメします。
入りきらなくても、ワードロープなどを置けるようスペースを配慮するといいかもしれませんね。
お子様の部屋のクローゼットを可動式の棚にしておくと成長しても収納する物によってクローゼット内を整理することができるので便利です。

2,どこに設置する?

クローゼット
では、メリット・デメリットを確認して、次は設置場所です!
これは前述しましたが、家事動線を中心に考えると良いでしょう。

・ファミリークローゼット、1階と2階どちらに設置するべき?

これは家事動線や家族の生活ルーティーンを考えるとおのずと答えが出るのではないでしょうか?
例えば、お洗濯は部屋干しするという方は、洗面室の傍に干しスペース、隣にファミリークローゼットを設置すれば完璧な動線です。
さらにクローゼットが玄関に近いと、帰宅後上着などをすぐに片付けられるので、リビングに脱ぎっぱなしになったりすることも無くなります。
ベランダに洗濯を干す方は2階に設置するのも良いでしょう。
朝起きてすぐに着替えて、そのまま1階で身支度が出来るのも便利です。
各ご家族の朝のルーティーンによって設置場所が決まってきますね。
もちろん間取りや土地の関係で叶わない場合もありますが、まずは自分たちの生活を振り返り、どこに設置すると一番役に立つか考えてみましょう!

3,クローゼットの広さ/設備

クローゼット

大体このあたりに設置したいな~と定まったら、次は肝心な広さです。

・まずは家族の服の量を数えよう

デメリットのお話で、大体3~7畳は広さが必要と言いました。
では実際広さを決める基準の一つ、「収納量」を考えましょう。
女性/約100着、男性/約50着、子供/約40着
これはざっくりとした一般的な服の所持量の目安です。
そして、服の他にも下着類やカバン・帽子など、様々な服飾アイテムがありますね。
時計やアクセサリーもあります。 そのアイテムをどのように収納するのか。
ハンガーにかけて収納するもの、折りたたんで重ねて収納するもの。
ハンガーにかけるものの中でも、ワンピースやコートのような長物。
それらによって、棚・引き出しのスペースとハンガーパイプのスペースが決まってきます。
お子さんがこれから増えるというご家族は、成長後のことも考えてスペースを決めなければいけません。
また、服が多い方は、クローゼット内には収まらない!ということもあるかと思います。
衣替えの際、しまっておく服はどこに収納するのかも考えておいたほうがいいかもしれませんね。
見た目でいうと、しっかり棚やパイプが造り付けしてあるクローゼットのほうが素敵ですが、家族が増えたり、用途が変化したりすることを考えると、取り外しができるものや可動式の棚などがオススメです。

・用途・生活ルーティーンから広さを決めよう

どのくらいの収納量が必要かを考えたら、次は広さです。 クローゼット内には通路が必要ですよね。
通路は大体一人通るのであれば、60cm以上あれば良いとされています。
ではまずは用途を考えましょう。ほとんどの方がクローゼットの中で着替え・身支度をすることを考えますよね。
クローゼットから服を取り出して、別の部屋で着替えるという場合は60cmの通路で十分でしょう。
ここで生活ルーティーンを思い出しましょう。
身支度の時間はほかの家族と被りますか? クローゼット内が混むことは予想されますか?2人以上がクローゼット内でかち合ってしまうという場合、最低でも2人がすれ違うことができる通路でなければいけませんよね。
大体大人二人がすれ違うくらいの通路幅となると110cm必要となります。
また、ウォークインタイプかウォークスルータイプかで、さらに広さは変わります。
ウォークスルータイプですと、通り抜けられるので動線的には大変便利ですが、壁がない分必然的にさらに収納部分の広さが必要となってきます。
収納の奥行・収納棚・ハンガーパイプの幅、通路幅を計算して部屋の広さを決めましょう!

まとめ

いかがでしたか?
ファミリークローゼットは大変便利ですが、やはりスペースが必要なので少しハードルが高いですよね。
ですが、上手に使えば確実に暮らしを豊かにしてくれるスペースとなりますので、ぜひじっくり話し合って家族にピッタリのクローゼットを作って下さい♪ ではまた次回(^^)/

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