「やっぱりリビング階段はオシャレだなあ…」
様々なお家の写真を見ていると、「リビングインの階段ってすごく素敵だなー!」と思います。
もちろんそうじゃなくても素敵なお家ばかりなのですが、格段にデザイン面であか抜けて見えるなあと。
そして、スマイクルのお客様はリビング階段を希望される方・採用される方がとても多いです!
と、いうことで、これからお家づくりをされる方もリビング階段を検討している方が多いかと思います。
今回はそんな憧れの「リビング階段」のメリット・デメリットに加えて、向き不向きや、より快適に過ごすためのお話をしようと思います!
①まずはメリットとデメリットを知ろう
リビング階段をお考えの方でしたら「知ってるよ~」という内容かもしれませんが、
採用するかどうかに当たって、もう一度おさらいしておきましょう
リビング階段のメリット
・家族と顔を合わせやすくなる
メディアなどでもよく取り上げられていると思いますが、リビング階段の魅力のひとつ「リビングで必ず家族が顔を合わせることになる」ことは、特に子育て世代の方には重要な部分となってくるのではないでしょうか?
お子様が必ずリビングを通って自室に出入りするため、夜中に勝手に外出していた…ということも防げます。
単純に、家に居ると必ず顔を合わせることとなるので、コミュニケーションが多くなり、親子の距離が近くなっていると感じる方も多いようです。
もちろん、子育て・教育に対して何を重要視するかはご家庭それぞれですので、一つの考え方として捉えて頂ければ良いかと思います。
・限られた土地でもスペースを無駄なく使うことができる
間取りにも寄るかと思いますが、廊下を減らすことができるので、無駄なスペースを取らずに済み、LDKを広く取ることができます。
最近では客間を設けないお家も増えており、1階はLDKと水回りのみというシンプルな間取りも多いです。
そういったお家にリビング階段を採用すると、LDKをより広く取ることができるので開放的な空間作りができますね!
家事動線も短縮されますし、合理的で大きなメリットであると思います。
・組み合わせによって、部屋全体を明るくすることができる
リビング階段の長所は、1階と2階がゆるやかに繋がっていることにあります。そして階段は、光を取り込むポイントとなります。
それをうまく生かして、スキップフロアや吹き抜けを組み合わせることでリビングを明るくすることができます。
部屋全体を吹き抜けにしなくても、階段部分だけを吹きぬけにすることで光を取り込むこともできます。
・なんといってもデザイン性が高い
リビング階段の採用のきっかけはやはり、そのデザイン性の自由度ではないでしょうか?
それ自体がインテリアの一部になり得る階段は、重要度大!です。
手すりや踏板など、こだわればこだわるだけお部屋にアクセントを加えることができます。
階段は、ぜひコーディネートを楽しんで頂きたいスポットです!
リビング階段のデメリット
・暖房の効率が悪くなる
一番これを心配している方が多いでしょう。
暖かい空気は上に昇っていくので、2階に空気が流れていき、どうしても1階は寒くなってしまいます。
広い吹き抜けのお家であれば、さらに寒くなってしまいます。
・ニオイ・音が2階に伝わってしまう
これも暖房と同じ現象ではありますが、ニオイも空気の流れに乗って2階へ上がってしまいます。
焼肉などした日にはどうしても2階まで香ばしくなってしまいますね。
音も同じで、空間を仕切る壁がなくなるのでよく響きます。
・来客と顔を合わせやすくなってしまう
これは「家族とよく顔を合わせることができる」の反対で、来客時にも同じことが起こるわけです。
リラックスしているときに、お子様のお友達が…旦那様のお友達が…などよく聞く失敗談です。
来客の多いお家であれば、常にLDKを綺麗にしておかなければならないところもネックではあります。
②デメリットの解決策
さて、メリットとデメリットのお話をしましたが、デメリットを聞くと「ならやめとこう…」となってしまいますよね。
それだとこの記事の意味がないので、デメリットの解決策をお話します!
!暖房効率をよくするには…
正直これはお家自体の性能によるところもあるかと思います。断熱性能が高い・床暖房搭載、などのお家だとあまり気にすることはないかもしれません。
それ以外の解決策をご紹介します。
①シーリングファンを設置する
デザイン性を損なわずに、吹き抜けやオープン階段を生かすなら、シーリングファンを取り付けることをオススメします。
空気を撹拌することで、暖房効率を高めることができます。それでも、足元を温める措置は必要になると思いますが、格段に改善されることと思います!
②階段に扉を設ける
間取りや動線重視でリビング階段を採用したいのであれば、扉をつけることもオススメです。
引き戸にすれば、普段は開けっぱなして、暖房をつける際に閉めていればOKです。
階段自体のデザインをこだわったり吹き抜けにすることはできませんが、コーディネート次第でオシャレにすることはできますし、ハイドアを選択すればお部屋に与える圧迫感も減ります。
これはニオイ対策も同時に行えますので、間取り重視の方には大変オススメです!
余談にはなりますが、スマイクルのOB様も扉付き階段を採用される方が多くいらっしゃいます。
それだけリビング階段にするメリットが多くあるという事ですね。
!ニオイ・音を防ぐには…
ニオイに関しては、前述したように「階段に扉を設ける」ことが一番コストパフォーマンスの良い解決策です。
他には、2階へのニオイの伝達は防げませんが、消臭性能の高い壁材を使う・空気を循環させる工法を用いることは改善策となります。
これもスマイクルのPRを含んでしまうのですが(笑)…たとえば珊瑚漆喰のように高い消臭効果のある壁材ですと、ニオイ自体は伝わってしまいますが、次の日にはもうほとんど残っていません。
また、家の工法に空気を循環させるシステム(スマイクルの場合は
WB工法)を用いることで、早くニオイを消すこともできます。
ニオイを消すには換気をすることが一番です。
ハイスペックな換気システムを採用するのも解決策です。
音に関しては、2階のお部屋の配置を吟味することが大切です。
例えば、寝室はテレビ周りを避ける…など、家具の配置なども考慮しながら間取りを作りましょう。
吹き抜けですとどうしても響いてしまいますが、かなり改善されるはずです。
!来客と顔を合わせてしまうことを防ぐには…
これはどうしようもない部分でもありますが、解決策としては「階段の位置を考慮する」ことです。
たとえば、リビングの入口付近に階段を配置すると、顔は合わせてしまいますが、リビング全体を横切る訳ではないのでさほど気にならなくなるでしょう。
もちろんそれでもLDKを綺麗に保っておかなければならないことは変わり在りませんが、これは考え方を変えてお家を綺麗に保つための長所として受け入れるポイントではないかと思います!
どうでしょうか?
「これくらいなら大丈夫そう!」という方も「ここまでしなければいけないならちょっと…」という方もいらっしゃると思います。
ぜひご家族の意見も聞きながら考えてみてくださいね。
③まとめ ~家族会議のポイント~
ということで、リビング階段のメリット・デメリット、そしてその解決策をお話していきました!
リビングイン階段はそのご家族によって向き不向きがありますが、
・デザイン性と間取りのどちらを優先するのか
・来客は多いのか
・どの程度デメリットを解決できるか、許容できるか
この3点を重点にじっくりご家族で話し合われるのが良いかと思います!
それぞれのご家族のライフスタイルに合ったコーディネートを楽しんでください♪
ではまた次回(^^)/