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「書斎が欲しいです!」
…というお客様がこの1年でドッと増えました。
コロナによるテレワークの推進や、おうち時間の見直しなどなど…今まで以上にプライベートや仕事の在り方が変わった1年でしたね。
私もマイホームを建てるなら自分の書斎は絶対欲しいな~と夢を膨らませています…。
男女問わず「書斎」とは自分だけの夢の空間ですよね。
そんな中で増える「書斎需要」ですが、書斎を作る時に絶対に後悔しないために考えるべきポイントを、今回はお話していきます。
書斎をつくる目的を考えよう!
まずこれが一番の重要事項です。
ここをしっかり詰めておくことで、具体的なイメージがしっかりと持てるはずです。
書斎では、「何のために」「どんなふうに過ごす」のか?
・「何のために」
仕事のためなのか、趣味のためなのか…そして、どんな仕事もしくは趣味の為に使うのか?
当たり前のことですが、一番最初に具体的にイメージする部分ですね。
・「どんなふうに過ごす」
重要なのが「どんなふうに過ごすのか?」です。
仕事ひとつにしても、パソコンに向かって一人作業に打ち込むのか、オンラインで他人と顔を合わせて打ち合わせをするのか。そしてその頻度や時間はどのくらいなのか。
趣味なら、静かに本を読むのか、何か作ったり作業に使うのか、楽器の演奏や音楽を聴くのか…。
ここをしっかりとイメージすることで、「なんとなく欲しいから作った」ことによる住んでからの後悔はなくなりますし、コーディネート担当者との打ち合わせがぐんと楽しくなるはずです!
広さはどのくらい?場所はどこに?
そしてここももちろん重要ですね。
広さはどのくらいで、部屋はどこに配置しようか…。
ここについては、先ほど考えた「何のために」「どのように過ごすか」を元に考えていきましょう。
まず広さ。もちろん広くて良いに越したことはありませんが、現実的に家の大きさや間取りの問題で充分なスペースを取れるかどうかはご家族によって違いますよね。
自分は広い書斎が欲しいけれど、家族には反対されてしまうこともあるでしょう。
ですので、的確に必要な広さを考えていきましょう。
例えば、お仕事で書斎が必要という方なら、
・持ち込む資料や仕事道具はどれくらいの量なのか?
・仕事をするために必要なスペースはどれくらいなのか?
これが重要ですね。頻度は高くないけれど、家で仕事をする日には集中できるスペースが欲しい。テレワークの際だけ資料を持ち帰ってくる。こんな方でしたら、1,2畳でもデスクとチェアを置いて充分集中して仕事ができる作業スペースになるでしょう。
毎日家で仕事をして、資料や書類をたくさん書斎に持ち込む、というのであれば、本棚や棚を作り付けたりするでしょうから3~5畳程度がおすすめです。
場所に関しても同じですが、たとえば打ち合わせや会議があるのなら家族の声が入らないよう奥の方に部屋を配置したり、気軽に家族とコミュニケーションを取りながら作業をしたいなら、リビングのすぐ傍や2階のホールなどにオープンワークスペースを作ったり。
書斎の「使い方」に重点を置いて考えてみるといいでしょう。
レイアウトは自分のスタイルに合わせて!
次に室内のレイアウトですが、これも作業や用途に合わせて慎重に考えたほうがいいですね。
デスクの大きさや窓・棚の位置。とても重要です!
資料や書類がたくさんある方は、すぐ手に取れるようデスクの上に作り付けの棚などを設置すると使い勝手が良いですね。
モニターなど机上を広く使いたいならL字のデスクを配置できるようスペースを確保したり。
外の景色や遠くを眺めることで気分を落ち着かせたり集中力を高める効果がありますので、机の横に小窓を配置するのもお勧めです。
木々や緑が見える立地であれば、デスクの正面に小窓を配置してもいいですね!(ただし、方角には注意!)
あとは、書庫として壁に大きな本棚を設置したいという場合には、床の耐荷重なども相談しておいたほうがいいでしょう。本はとても重いので。
コンセント・通信環境を整える
最後に欠かせないのが電源の位置と通信環境についてです。
PC周りをしっかり整えないといけない場合は特に気を付けたいですね。
コンセントは、必要だと思った数より多めに設置しましょう。
たこ足配線を減らすためにデスクの高さにも配置できるといいですね。
インターネット接続も、有線なのかWifiなのかで随分と違ってきますので、しっかり考えておきましょう。
Wifiの場合は、ルーターの位置を考えて書斎まで通信が届くのか、中継機を設置するのか…など、シミュレーションしておきましょう!
ライフスタイルに合った夢の空間を作ろう!
さて、ざっと書斎づくりのポイントをまとめてきましたが、どうでしたか?
少し自分の作りたい空間がイメージできましたでしょうか。
結論は、自分の用途や過ごし方をしっかりイメージして具体的な計画を練ろう!ということでした。
もし書斎が欲しいけどご家族に反対されているという方も、このように順を追ってしっかりイメージを固めてからもう一度プレゼンしてみてはいかがでしょうか?
やはり、書斎にはロマンがありますし、作るならずっと居心地良く使えるような素敵な空間にしたいですよね。
そんな書斎づくり計画のお手伝いになれば幸いです(^^)/
では、広報の石上でした。